アドエア – 喘息の発作を防いで呼吸を楽にする吸入薬
引用元:アドエア® | GSK グラクソ・スミスクライン株式会社
アドエアはグラクソスミスクライン社が販売している、吸入タイプの喘息予防薬です。主成分には抗炎症作用のあるフルチカゾンプロピオン酸エステルというステロイドと、気管支拡張作用のあるサルメテロールキシナホ酸塩というβ2作動薬の2剤が含まれています。
アドエアを吸入することにより、気管支の収縮および気道の炎症が長時間にわたって抑えられ、喘息の発作を防ぐことができます。
アドエアは吸入器に2つのタイプがあり、容器内の粉末を自分で吸い込む ドライパウダー吸入器タイプ(アドエアディスカス)と、容器から決まった量の粉末が噴霧される定量噴霧吸入器タイプ( アドエアエアゾール )に分かれます。
個人輸入で通販購入できるアドエアのジェネリック
アドエアは処方箋ですので通常の通販サイト(楽天、Amazon等)で購入することはできませんが、海外からアドエアのジェネリック医薬品を個人輸入する事はできます。当サイトでは個人輸入代行サイトで通販購入できるアドエアのジェネリックとしてセロフロ(吸入器)を紹介しています。
セロフロはインドのシプラ社が販売しているジェネリック医薬品です。シプラ社はインドでも最大手の製薬会社で、フィンペシアというAGA治療薬の販売元としても知られています。
セロフロはエアゾールタイプのみで、成分含量によって125、250の2タイプがあります。いずれもまとめて購入すると割引が適用されて安価になります。
セロフロ125mcg
通常価格 | 販売価格 | 1箱 | |
セロフロ125mcg 7箱セット | 19,460円 | 13,024円 | 1,860円 |
セロフロ250mcg
通常価格 | 販売価格 | 1箱 | |
セロフロ250mcg 7箱セット | 21,840円 | 14,616円 | 2,088円 |
アドエアの効果と特徴
引用元:気管支喘息配合治療薬 キシナホ酸サルメテロール/プロピオン酸フルチカゾン
アドエアは花粉症などのアレルギー反応によって引き起こされる喘息の発作を防いで呼吸機能を改善する吸入薬です。
アドエアは抗炎症作用のあるステロイド薬と気管支拡張薬の配合剤で、気管支の炎症を抑えるとともに気管支を広げる2つの効果があります。それぞれの薬は単剤(ステロイド薬はフルタイド、気管支拡張剤はセレベント)でも販売されていますが、2剤を別々に摂取するよりも配合剤として摂取した方が喘息の治療効果があることが臨床データで証明されました。
アドエアを吸入することで、喘息の発作が起こりにくくなり、呼吸が楽になります。あくまで発症を予防する薬ですので、既に発作が出ている状態を鎮静させる効果はありません。1回の吸入でおよそ12時間ききめが持続します。
シムビコートとアドエアの違い
引用元:タービュヘイラー/シムビコート、パルミコート、オーキシス|<吸入器別>正しい吸入方法|正しい吸入方法を身につけよう|成人ぜん息(ぜんそく、喘息)|ぜん息基礎知識|ぜん息などの情報館|大気環境・ぜん息などの情報館|独立行政法人環境再生保全機構
シムビコートはアドエアと同じく、ステロイド薬と気管支拡張薬の配合剤です。シムビコーとはステロイド薬としてブデソニド、気管支拡張薬としてホルモテロールフマル酸塩水和物が使われており、両剤ともアドエアとは違う薬です。
各成分ごとに効き目を比較した場合、ステロイド薬においてはアドエアで使われているフルチカゾンの方が効き目および副作用が強くなります。アドエアの方が炎症を強力に抑える一方で、副作用として肺炎の発症リスクが上がります。
気管支拡張薬としては効き目に大差はありませんが、シムビコートで使われているホルモテロールの方のみ用量依存性があります。つまりアドエアは用量を増やしても気管支拡張作用が変わらないのに対し、シムビコートは追加で吸入することで効き目を高めることが出来ます。
アドエアは用量が決められているので、服用中に症状が悪化した時には別の薬に切り替えるしかありませんが、シムビコートは症状に応じて用量を増やせるメリットがあります。さらにアドエアは使用回数が定められているのに対して、シムビコートは頓服服用ができるので、急に発作が起きた時にも対応できます。
症状が安定している場合はアドエアの方が効果的ですが、症状が悪化する恐れがある時はシムビコートの方が有利です。
次に吸入器の違いとして、アドエアがドライパウダー吸入器と定量噴霧吸入器の2タイプであるのに対し、シムビコートはドライパウダー吸入器のみです。このため、吸う力が弱い方はエアゾールタイプがあるアドエアの方が適しています。
レルベアとアドエアの違い
引用元:製剤写真 レルベア100エリプタ30吸入用|医療関係者向け情報 GSKpro
レルベアはアドエアと同じくステロイド薬と気管支拡張薬の配合剤です。販売元も同じグラクソスミスクライン社ですが、レルベアの方がアドエアよりも新しい薬となります。レルベアはステロイド薬としてフルチカゾンフランカルボン酸エステル、気管支拡張薬としてピランテトールトリフェニル酢酸塩が使われており、いずれもアドエアとは異なる成分です。
アドエアとレルベアは成分が違いますが、効き目の強さに大差はありません。ただしレルベアは持続時間が24時間とアドエアの倍であり、服用回数が1回で済むという特徴があります。
吸入器の違いとして、レルベアはアドエアよりも簡単に使えるというメリットがあります。アドエアの吸入器は難しいというほどではないものの、多少の手順を踏まなければなりません。対してレルベアの吸入器は容器の蓋を開けるだけで薬がセットされ、吸入後に蓋を閉めるだけで良いという極めて利便性の良い吸入器に改良されています。
アドエアの効果に関するツイート・Instagram
アドエアの副作用
アドエアの副作用で最も多いのは嗄声(しゃがれ声)です。声がかすれて出にくくなったり、声が枯れたりすることが多いです。しゃがれ声の副作用を防ぐため、アドエアの吸入後にはうがいをすることが必須となります。しゃがれ声の他にも以下のような副作用があります。
- 口腔・咽頭カンジダ感染症(真菌の一種であれうカンジダ菌が口の中に日和見感染しておきる感染症)
- 口の中やのどの刺激感(違和感、痛み、不快感など)
- 筋肉がつる
まれに起きる副作用として以下があります。
- 頭痛
- 腹痛
- 気分が悪くなる
- 過敏症(アレルギー反応による発疹、じんましん、むくみ等)
- 味覚異常
- 動悸、血圧の上昇、不整脈
- ふるえ
- 睡眠障害
- 関節痛
- むくみ
- 高血糖
アドエアを服用していて何かしら体に異常を感じたら、ただちに服用を中止して医師の診断を受けてください。
アドエアの副作用に関するツイート
アドエアの使い方
アドエアの吸入方法は、ディスカスとエアゾールで異なってきます。それぞれのタイプごとに吸入方法を説明します。
アドエアディスカスの使い方
引用元:くすりの使い方|アドエアディスカス|ディスカスの使い方
- 開封時はカバーが閉じた状態となっていますので、片手でカバーを持ち、もう一方の手の親指をグリップにあててカバーを回します。カチリと音がするところまでカバーを開けてください。
- レバーとマウスピースが出てきますので、レバーをカバーと同様にカチリと音がするところまで押し回してください。
- 息を吐きだしてから、マウスピースを口にくわえ、強く深く息を吸い込んでください。吸い込んだらマウスピースから口を離し、3~4秒間息を止めてからゆっくりと静かに息を吐いて通常の呼吸をしてください。
※マウスピースから息を吹き込まないようにご注意ください。 - カバーを1とは逆に、カチリと音がするところまで回して閉じてください。中のレバーも同時に戻ります。
- 吸入後はしっかりうがいをして口や喉に残っている薬を洗い流してください。
アドエアエアゾールの使い方
引用元:くすりの使い方|アドエアエアゾール|エアゾールの使い方
- アダプターに付いているキャップを、両端をつまんで外します(最初に使う時にはキャップがかたく取り外しにくい場合があります)。
- ボンベの中の薬が均等になるように、よく振ります。
- 息を吐き出してから吸入口を口にくわえ、ゆっくりと息を吸い込みながらボンベの底を強く1回押して吸入します。吸い込んだら吸入口から口を離し、3~4秒間息を止めてからゆっくりと静かに息を吐いて通常の呼吸をしてください。
※1週間以上あけて再び使う場合は、ボンベを押して2回空噴霧してから吸入してください。 - アダプターにキャップを付けてください。医師の指示でもう1回吸入する場合は、2~3の手順を再度くり返してください。
- 吸入後はしっかりうがいをして口や喉に残っている薬を洗い流してください。
アドエアを使用するにあたっての注意点
アドエアは定められた用法・用量を必ず守ってください。過剰に服用すると、不整脈(めまい、動悸などの症状)が起きることがあります。アドエアは毎日規則正しく服用するく薬です。自己判断で服用をやめると、症状が急激に悪化する恐れがあります。
アドエアは喘息の予防薬であり、喘息の発作を鎮める薬ではありません。アドエアはステロイド薬を含んでおりますので、長期間にわたって服用する場合は、定期的に検査を受けてください。
アドエアを服用できない方
以下に該当する方は、アドエアの服用が禁忌とされています。
- 有効な抗菌薬がない感染症にかかっている方
- 全身の真菌症にかかっている方
- 過去にアドエアの主成分(フルチカゾンプロピオン酸エステル、サルメテロールキシナホ酸塩)を含んだ医薬品を摂取してアレルギー反応を起こしたことがある方
- 結核にかかっている方
アドエアの服用に注意が必要な方
以下に該当する方は、アドエアを服用する前に医師に相談をしてください。
- 感染症にかかっている方
- 甲状腺機能亢進症にかかっている方
- 高血圧の方
- 心臓に障害のある方
- 糖尿病の方
- 高齢者
- 他の薬を服用している方
アドエアの主成分について
アドエアの主成分はフルチカゾンプロピオン酸エステルおよびサルメテロールキシナホ酸塩の2剤がありますので、ここではそれぞれの成分について説明します。
フルチカゾンプロピオン酸エステル
フルチカゾンプロピオン酸エステルは、気管支喘息およびアレルギー性鼻炎の治療に用いられるステロイド薬です。同薬は日本アレルギー学会が示した喘息のガイドラインにおいて、ステップ2(発作が週1回以上ある軽症持続型ぜんそく)以上の治療で第一選択薬として推奨されています。喘息の吸入薬としてフルタイドやアドエアが販売されている他、アレルギー性鼻炎の点鼻薬としてフルナーゼ等が販売されています。
サルメテロールキシナホ酸塩
サロメテールキシナホ塩酸塩は、気管支拡張作用のある β2作動薬(アドレナリンβ2受容体作動薬)です。同薬は神経伝達物質の一つであるアドレナリンの受容体と結びつき、気管支にある平滑筋を緩めて気管支を広げます。また、運動や刺激によって気管支が狭くなるのを防ぐ働きもあります。サロメテールキシナホ塩酸塩を含んだ吸入タイプの気管支拡張薬としてアドエア(配合剤)の他にセレベント(単剤)が販売されています。
アドエアの種類
アドエアは上記の通り、吸入タイプによってディスカスとエアゾールの2種類があります。また、それぞれ成分含量(50、100、250、500)およびボンベの噴霧回数(28、60)によって以下の種類があります。
- アドエア50エアゾール120吸入用
- アドエア125エアゾール120吸入用
- アドエア250エアゾール120吸入用
- アドエア100ディスカス28吸入用
- アドエア100ディスカス60吸入用
- アドエア250ディスカス28吸入用
- アドエア250ディスカス60吸入用
- アドエア500ディスカス28吸入用
- アドエア500ディスカス60吸入用
アドエアは症状の程度に応じて、医師が上記の中から適切なタイプを選んで処方します。
アドエア(ジェネリック)を購入する
当サイトでは個人輸入代行サイトで通販購入できるアドエアのジェネリックとしてセロフロ(吸入器)を紹介しています。
セロフロはエアゾールタイプのみで、成分含量によって125、250の2タイプがあります。いずれもまとめて購入すると割引が適用されて安価になります。
セロフロ125mcg
通常価格 | 販売価格 | 1箱 | |
セロフロ125mcg 7箱セット | 19,460円 | 13,024円 | 1,860円 |
セロフロ250mcg
通常価格 | 販売価格 | 1箱 | |
セロフロ250mcg 7箱セット | 21,840円 | 14,616円 | 2,088円 |